天高くそよぐ2本の椰子の木を背後に目の前は青い海。この絶好のロケーションを活かすべく平屋造りにしました。家の設定は「砂漠の片隅に廃墟を見つけて手入れをし、ボロ家ながらも居心地良く気楽な一人住まいを楽しんでいる」というものです。家主の自慢は丹精した花々。毎日水をあげ枯れない様に大事に育てています。ベッドの上の本は、お気に入りの冒険小説。続きを読みたくなれば灯りを強く出来ます。気がむけばテラスでバーベキュー。時折いらっしゃるお客様や旅人を眺めのよい二階でおもてなしするのもまた、楽しいものです。家の詳しいご案内とバックストーリーは詳細解説をどうぞ!
■詳しいご案内■【椰子と家の関係】マラス解禁当日ログイン競争で出遅れ、大きな家など夢また夢、激ラグの中やっとたどり着いたのがここでした。まるで天恵としか思えない椰子の木陰に惚れて住み着きました。背後の椰子を活かす為、敢えて平屋造りを選び、大好きなSSPを叩き台に廃墟風のカスタマイズを考えました。そして出来上がった廃墟の家と門番のバーキープを見ていて浮かんだのが、最後に添付したバックストーリーでした。まずは詳細解説からどうぞ。 ■1F 玄関、厩、テラス(縁側)、居間兼寝室。【玄関】 ステップには水袋に活けたバラの花と浜辺で拾った貝殻が気まぐれに撒き散らしてあります。 門番の老人は、暇なときには釣りをしたり魔法のラマに乗って街までおでかけしているようです。 ステップ部分の内装は玄関を踏まなくても見えるので、道行く人の目を楽しませ足元を照らします。【厩】 2階の張り出しが太陽をさえぎりペット達に快適な休息を与えます。足元の茶色い「落し物」は馬やラマのご愛嬌。 厩の隅には、ちょっとした修繕などに便利なミニ鍛冶場も。【居間兼寝室】 室内は、居心地のよい居間兼寝室。 チェストの上の照明は調整可能で、本を読む時は明るく、落ち着いた雰囲気にしたければ暗い目に、寝るときは消灯もできます。 部屋の角から階段への出入りも可能です。【テラス(縁側)と裏木戸】 縁側では炭火をおこして焼肉の最中です。 豪快に焼き上げる肉塊から、ナイフでそぎとって食べるお肉は最高の味! トウモロコシも香ばしく焼けています。 門柱や木戸の照明も調整可能で、ムードを盛り上げたいときは写真のように抑え目の照明にできます。 また、騎乗できないペットは木戸から屋内へ入れます(木戸のみフレンド設定)。■2F(屋上) 園芸とおもてなしスペース 家の背後では椰子の木が天に向かって葉をのばし、眼前には青い海が広がって涼味をそえてくれます。 崩れた壁の名残の上には丹精した花が伸び、こぼれ出ています。 明るくオープンエアな環境はおもてなしにぴったり。 雨の降らない砂漠で広い青空を仰ぎながら会食を楽しめます。■家の由来譚 〜あばら家と老人の物語〜■こんなあばら家へようこそ。狭い上に気楽な一人暮らしで、少々散らかっておりますがご勘弁を。小さなボロ家ですが、気に入っておりましてね。特に、後ろの椰子と前の海。このロケーションはなかなかのものです。タワーみたいな豪邸とだってそうそう取り替えようとは思いませんよ!ところで豪邸といえば、この家の周りも凄い邸宅ばかりでしょう?それなのにこの家だけ、廃墟同然の掘っ立て小屋……。あれ?ってお思いになりませんでした?あぁ、やっぱり、お思いになった。でしょうねぇ。実はね、この家にはささやかな歴史があるんですよ。ちょっと長い話になりますが、お茶ついでに聞いてゆかれますか?ここらは砂漠の石油で一山当てた人たちが建てたお屋敷が多いんですよ。それで豪邸ばっかりなんでして。この小屋はといいますと、一発あて損ねた山師が住んでいた小屋なのだそうです。その山師は、若き日にここで富と栄光を夢見て貧しい暮らしに耐えていたのですが、とうとう芽が出ることもなく、失意のうちにこの土地を去ったのだそうです。以来、長年ほったらかしで二階も崩れ、今のようなありさまになったのです。ほら、厩の塀なんかサボテンが生えてるでしょ?最初ここを見つけたときなんか、そこら中に種が飛んで砂漠の植物が根っこを張っていたものです。あれが、最後の1本ってわけですよ。邪魔なサボテンを引っこ抜き、壁の穴をふさぎ、草花を植え、そうやって気長に手を入れて、今では快適な隠れ家ってわけです。ところが問題がおきましてね。この家の北東にならず者の溜まり場があるんですよ。そいつらにあやうく強盗に入られそうになりましてね。おまけに、うかうかしてると砂漠の蛇やサソリまで入ってくるし。それで往生しましてねぇ。まさか、一人で寝ずの番もできませんし、かといって寝首をかかれたくはないですしねぇ。それでアンブラの街まで出かけていって、酒場の主人に適当な人を斡旋してもらったんです。それが、ほら、あそこに立ってる門番の爺さんってわけですよ。彼、無口ですが働き者でね。雇う前はアンブラの町でその日暮らしだったらしいですが……ここに来てからはああして蛇よけの長ブーツを履いて、日よけの帽子をかぶって、立ち番してくれてます。それと、彼には娘が一人おりましてね。非番のときにはラマっ子に乗ってアンブラの街に顔を見に行っているようですよ。これがまた、物静かなしっかり者で、一時期ここで花を売ってもらっていたのですが、今はアンブラの街へ働きに戻っています。え? いや、トラブルじゃないですよ。ここしばらく花の生産量を減らしてるもので、売るものがなくなっちまったんですよ。で、こっから先は内緒話になるんですが……先日あの老人についてアンブラで噂を聞きまして。実は彼、昔のこの家の家主みたいなんですよ。若かりし日々に、夢を追った土地で、かつての夢の名残の家で門番をする……もしかしたら複雑な気持ちかも知れませんねぇ。だから、彼らに昔のことを聞いたりしないことにしてるんですよ。あなたも、彼らをそっとしておいて上げてください。昔のことを聞いても、話してはくれないと思いますしね。私の話は、これでおしまいです。【お話の楽屋裏】私は家には固有の物語があると思っています。プレイヤーが自分の手で建てた家にも、稼ぎに稼いでやっとの思いで買った家にも、それぞれの家の入手の経緯があり、思い入れがあり、そして住み着いた人たちが紡いでゆく物語があります。この家ではそれを一歩推し進め、雇われNPCにも物語を与えてみました。石油は本当ならブリタニアの設定には存在しませんが、砂漠の大富豪=石油、という連想で、私の頭の中ではこんなお話に育ってしまいました。門番の老人の娘は、実はPub19での拡張時に解雇しています(^^;きっと街に戻ってどこかの店で働いているに違いありません。アンブラの街でDedeという名前の女の子を見かけたら、彼女かもしれません。門番の老人も2代目といえばそうなのですが、そこは脳内バックストーリー、同じ人ということになっておりますのでお目こぼしを!※ 謝 辞 ※ 最後になってしまいましたが、有用かつ貴重なアドバイスを下さった皆さんに感謝を捧げます。 澪さん、Cooさん、サイファさん、ハルヘさん、Mayさん、BlackOnionさん、貴重なお時間をありがとうございました!
作品コンセプト
天高くそよぐ2本の椰子の木を背後に目の前は青い海。
この絶好のロケーションを活かすべく平屋造りにしました。
家の設定は「砂漠の片隅に廃墟を見つけて手入れをし、ボロ家ながらも居心地良く気楽な一人住まいを楽しんでいる」というものです。
家主の自慢は丹精した花々。
毎日水をあげ枯れない様に大事に育てています。
ベッドの上の本は、お気に入りの冒険小説。続きを読みたくなれば灯りを強く出来ます。
気がむけばテラスでバーベキュー。
時折いらっしゃるお客様や旅人を眺めのよい二階でおもてなしするのもまた、楽しいものです。
家の詳しいご案内とバックストーリーは詳細解説をどうぞ!
詳細解説文
■詳しいご案内■
【椰子と家の関係】
マラス解禁当日ログイン競争で出遅れ、大きな家など夢また夢、激ラグの中やっとたどり着いたのがここでした。
まるで天恵としか思えない椰子の木陰に惚れて住み着きました。
背後の椰子を活かす為、敢えて平屋造りを選び、大好きなSSPを叩き台に廃墟風のカスタマイズを考えました。
そして出来上がった廃墟の家と門番のバーキープを見ていて浮かんだのが、最後に添付したバックストーリーでした。
まずは詳細解説からどうぞ。
■1F
玄関、厩、テラス(縁側)、居間兼寝室。
【玄関】
ステップには水袋に活けたバラの花と浜辺で拾った貝殻が気まぐれに撒き散らしてあります。
門番の老人は、暇なときには釣りをしたり魔法のラマに乗って街までおでかけしているようです。
ステップ部分の内装は玄関を踏まなくても見えるので、道行く人の目を楽しませ足元を照らします。
【厩】
2階の張り出しが太陽をさえぎりペット達に快適な休息を与えます。足元の茶色い「落し物」は馬やラマのご愛嬌。
厩の隅には、ちょっとした修繕などに便利なミニ鍛冶場も。
【居間兼寝室】
室内は、居心地のよい居間兼寝室。
チェストの上の照明は調整可能で、本を読む時は明るく、落ち着いた雰囲気にしたければ暗い目に、寝るときは消灯もできます。
部屋の角から階段への出入りも可能です。
【テラス(縁側)と裏木戸】
縁側では炭火をおこして焼肉の最中です。
豪快に焼き上げる肉塊から、ナイフでそぎとって食べるお肉は最高の味!
トウモロコシも香ばしく焼けています。
門柱や木戸の照明も調整可能で、ムードを盛り上げたいときは写真のように抑え目の照明にできます。
また、騎乗できないペットは木戸から屋内へ入れます(木戸のみフレンド設定)。
■2F(屋上)
園芸とおもてなしスペース
家の背後では椰子の木が天に向かって葉をのばし、眼前には青い海が広がって涼味をそえてくれます。
崩れた壁の名残の上には丹精した花が伸び、こぼれ出ています。
明るくオープンエアな環境はおもてなしにぴったり。
雨の降らない砂漠で広い青空を仰ぎながら会食を楽しめます。
■家の由来譚 〜あばら家と老人の物語〜■
こんなあばら家へようこそ。
狭い上に気楽な一人暮らしで、少々散らかっておりますがご勘弁を。
小さなボロ家ですが、気に入っておりましてね。
特に、後ろの椰子と前の海。
このロケーションはなかなかのものです。
タワーみたいな豪邸とだってそうそう取り替えようとは思いませんよ!
ところで豪邸といえば、この家の周りも凄い邸宅ばかりでしょう?
それなのにこの家だけ、廃墟同然の掘っ立て小屋……。
あれ?ってお思いになりませんでした?
あぁ、やっぱり、お思いになった。
でしょうねぇ。
実はね、この家にはささやかな歴史があるんですよ。
ちょっと長い話になりますが、お茶ついでに聞いてゆかれますか?
ここらは砂漠の石油で一山当てた人たちが建てたお屋敷が多いんですよ。
それで豪邸ばっかりなんでして。
この小屋はといいますと、一発あて損ねた山師が住んでいた小屋なのだそうです。
その山師は、若き日にここで富と栄光を夢見て貧しい暮らしに耐えていたのですが、とうとう芽が出ることもなく、失意のうちにこの土地を去ったのだそうです。
以来、長年ほったらかしで二階も崩れ、今のようなありさまになったのです。
ほら、厩の塀なんかサボテンが生えてるでしょ?
最初ここを見つけたときなんか、そこら中に種が飛んで砂漠の植物が根っこを張っていたものです。
あれが、最後の1本ってわけですよ。
邪魔なサボテンを引っこ抜き、壁の穴をふさぎ、草花を植え、そうやって気長に手を入れて、今では快適な隠れ家ってわけです。
ところが問題がおきましてね。
この家の北東にならず者の溜まり場があるんですよ。
そいつらにあやうく強盗に入られそうになりましてね。
おまけに、うかうかしてると砂漠の蛇やサソリまで入ってくるし。
それで往生しましてねぇ。
まさか、一人で寝ずの番もできませんし、かといって寝首をかかれたくはないですしねぇ。
それでアンブラの街まで出かけていって、酒場の主人に適当な人を斡旋してもらったんです。
それが、ほら、あそこに立ってる門番の爺さんってわけですよ。
彼、無口ですが働き者でね。
雇う前はアンブラの町でその日暮らしだったらしいですが……ここに来てからはああして蛇よけの長ブーツを履いて、日よけの帽子をかぶって、立ち番してくれてます。
それと、彼には娘が一人おりましてね。
非番のときにはラマっ子に乗ってアンブラの街に顔を見に行っているようですよ。
これがまた、物静かなしっかり者で、一時期ここで花を売ってもらっていたのですが、今はアンブラの街へ働きに戻っています。
え? いや、トラブルじゃないですよ。
ここしばらく花の生産量を減らしてるもので、売るものがなくなっちまったんですよ。
で、こっから先は内緒話になるんですが……先日あの老人についてアンブラで噂を聞きまして。
実は彼、昔のこの家の家主みたいなんですよ。
若かりし日々に、夢を追った土地で、かつての夢の名残の家で門番をする……もしかしたら複雑な気持ちかも知れませんねぇ。
だから、彼らに昔のことを聞いたりしないことにしてるんですよ。
あなたも、彼らをそっとしておいて上げてください。
昔のことを聞いても、話してはくれないと思いますしね。
私の話は、これでおしまいです。
【お話の楽屋裏】
私は家には固有の物語があると思っています。
プレイヤーが自分の手で建てた家にも、稼ぎに稼いでやっとの思いで買った家にも、それぞれの家の入手の経緯があり、思い入れがあり、そして住み着いた人たちが紡いでゆく物語があります。
この家ではそれを一歩推し進め、雇われNPCにも物語を与えてみました。
石油は本当ならブリタニアの設定には存在しませんが、砂漠の大富豪=石油、という連想で、私の頭の中ではこんなお話に育ってしまいました。
門番の老人の娘は、実はPub19での拡張時に解雇しています(^^;
きっと街に戻ってどこかの店で働いているに違いありません。
アンブラの街でDedeという名前の女の子を見かけたら、彼女かもしれません。
門番の老人も2代目といえばそうなのですが、そこは脳内バックストーリー、同じ人ということになっておりますのでお目こぼしを!
※ 謝 辞 ※
最後になってしまいましたが、有用かつ貴重なアドバイスを下さった皆さんに感謝を捧げます。
澪さん、Cooさん、サイファさん、ハルヘさん、Mayさん、BlackOnionさん、貴重なお時間をありがとうございました!